最近、というか結構前から外国人に払われる返還不要の奨学金について問題になっているらしい。なぜ、問題なのかと言うと…
1.日本人の学生が困窮しているのに、なぜ外国人に対して返還不要の奨学金?
2.支給先のバランスが中国韓国に偏ってる。
3.渡航費や生活費も日本政府持ちである。
ちなみに外国人留学生のアルバイトは認められてて、「週に28時間まで」だそうです。
なので、28時間超えると、就労者、雇用者共に罰則があるそうですが、誰かが通報しない限りは明るみに出ないので、たぶん野放しなんじゃないかな…と思います。沢山働きたい学生?と使用者の間で利害が一致するからです。
だけど、バイトしているからといって、直ちに不法就労というわけではないそうです。
JASSOのページを見ると、最近は中国人やベトナム人が多いそうですね。ちなみに日本には国費留学生という制度があって、日本政府が給与として月額11万円くらいを外国人留学生に支給しているそうです。
制度の目的は「日本と世界各国相互の教育水準を向上させるとともに、相互理解、国際協力の推進に貢献することを目的に1954年創設」ということだったので、歴史はかなり古く、高度経済成長などを得て日本がまだ豊かだった時代の制度とも言えるかもしれません。(文化大革命が1966年くらい)
現在日本はそんなに豊かな就学環境というわけでもなく、統計学を電卓でやらせたりしているそうです。
というか私がやってました。
(「大学は営利企業です(キリッ」ってのはわかるけど、マジね一人分の学費なんだから統計ソフトくらい買ってよ!)
電卓をしくじると単位が取れません(笑)
そんな中、週4でバイトしてたのが懐かしく感じられますw
逆に中国の大学は欧州や米国の大学と提携していて攻めている感じですね。学生は統計解析のソフトウェアも使えるようになって、マーケティング企業にとっても戦力になりそうな感じがしてきますね。
そもそもなんで日本の文系に留学している留学生って何しにくるんでしょうね。日本の大学って魅力的なんでしょうか。現に優秀な金持ち中国人学生は欧米に行くのに…日本に電卓使いに来る学生って、「日本が大好き」な学生と、「なんかとりあえず留学? それに日本で働きたいし。地元景気悪いし…」の2通りなのかもしれません。(電卓の後にカンニングで名前が貼り出されます)
欧米の学生とか中堅私立では全然見ませんよね。居ても100人いないのかなって感じすらします。
経済学部には全くと言っていいほどいません。アメリカの高校でやる経済学を勉強している日本の学部は何の魅力もないからです。
ただ、日本は日本語の習得には最適です。だって、日本だからね。そりゃそうだ!
そして外国人(主に中国人)は恵まれないバイト尽くしの日本人学生を無双して就職できます。そもそも言語が武器になるのですから。
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「 言 語 は 武 器 で す 」
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(特に使用人口の多いやつ。そう中国語とか。人間活きている限り消費はするからね…)
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どうでもいいけど、シンガポールの学生は日本の大学を「ちょっと長い夏休みみたいなもん」と言っていました。
でも、辛うじて日本には魅力があります(大学ではなく)。留学生戦略をいつ改めるの? 今でしょ!と言う時期なのかもしれません。そのあとはNo chanceかもしれないからです。
卒業後、企業は日本の大学に専門性を求めているわけでもなく、文系は特にぱっとしません… 2011年ごろは「優秀な外国人留学生を採用」と様々な企業から聞かされました。だって中国語話せるんだもん。短期的な利益をとりあえずだし、市場としては成立するから「チャイナリスク」とかどうでもいいしね。
(ちなみに外国語話せる人はすぐに仕事決まったりします)
その一方で、日本の企業人は自分たちでさえも何の意味があるのかわからない大学教育を若者に強いて、日常に忙殺され、大学(特に文系私立)も「これではダメかもしれない。でも俺の給与は払われているからまあいいや」という意識で来てしまっているのかなという気もします。PDCAを回す機会はあったのでしょうか。
そして、ミクロな視点で考えてみると…自分に子供ができて「海外の大学行きたい」って言われた時を想像したときに、「勘弁して」という人も多いのではないでしょうか。
就活シーズンになって内定が出ず、武器は何もない。「仕事は選ぶな!」と言われて社会に出て、仕事が合わず、ブラック企業に遭遇して転職2回したら「転職回数が多い」とか言われて、なんか悲惨ですね。八方ふさがりです。派遣会社も搾取を止めないでしょう。時間も無ければ金も無い。社会に出てからは自分を自分で教育する機会が日本の若者には無いのではと危惧しています。悪いのは過去の有権者です。大学に入る18歳ではありません。
その一方で、恵まれた外国人には返還不要の奨学金があり、「優秀な留学生を採用」です。
気に食わないのも無理はありませんし、無力感すら感じますよね。
「中国人、金あるんだから学費や医療費くらい自分で払えよ!」って言いたくなりますよね。
では日本の大卒の若者を救うにはどうしたら良いのでしょうか…まぁもはや他人事知らないんですけど…
1.専門性をつける
2.大学に行かない?
3.雇用文化を変える?
私はおバカなので何も思いつきませんでした。辛うじて思いついた「1.専門性をつける」を基に外国人留学生気に食わねぇ!って日本人学生の立場になって考えてみることにしました。
まず、日本の大学に居たら自分がHopelessな存在になる。そういう心配をするなら、留学です。英語はまぁ自分で頑張るしかないです。今はペンパル探すとか、SkypeでLanguage Exchangeとかまだできます。まだ、日本は魅力的な国です。おバカな文系の上層部が全てをぶっ壊す前に頑張るのです。
(文系がバカなのがこの国の悲劇っていう人もいますね…中国台湾にアウトソーシングした結果日本から消えた技術があるからだそうです。日本人は知らず、中華圏は知る状態なのだそうです)
その後、アメリカ、イギリスは手が出ない。高過ぎ…俺貧乏…親もパチンカスで…って場合は欧州しかないかもしれません。エストニアでタダで留学してる人とかもいるらしいですね。ただそれは置いておきます。
もし、私が学生なら社会科学に興味があるので、今の社会科学分野の研究、Basic Incomeを研究しているユトレヒト大学に行こうとします。ここでは行政と協力して、社会実験などもしていて、とても日本のカタツムリノロノロな行政ではできないような知見が学べるのです。
(実は奨学金とか沢山あるので調べてみてね。でも大半の人にはちょっと難しい)
なので、ユトレヒト大学の学費について見てみましょう。(学士ね)
Statutory tuition feeってのは法定授業料って訳せばいいのかな。
それにしても安い気がしますね。日本の私立大学は年額76万円くらいで、天下の東大は、535,000円です。
ユトレヒト大学は2,000ユーロくらいで、これに生活費合わせると日本の私立くらいになるのかな…
でも、教育効果を考えるとどっちが良いのかなって考えてみると、ひょとしたらユトレヒトの方がお得かも。
これはEUとスイス、オランダ以外で唯一オランダ語圏のスリナムって南米の国が対象なんですが、残念ながら日本人は黄色で囲ったところにカテゴライズされます。
皆さんの時間を節約するためにPdf開いて見てみますと、
やっぱ高いですね。ちなみに左側のEU/EEAは法定じゃない授業料だと思います。これが実は普通の授業料(Institutional tuition fee)で、既に学士を持っている人などに適応されます。
じゃあさ、日本も割引きした授業料でEUの生徒受け入れて、代わりに法定授業料適応してもらえるよう交渉すれば?というのが提案です。(というか法定授業料素晴らしいっすね。置いておきますけど…)
欧州から来る留学生で、特に理系の分野や、日本語を学びたい学生にとっては有益なのではないかなという感じがします。
現状だと日本のF欄私立が外国人アルバイターを多数輩出(?)しているようなのですが、欧州から人が入ってくるようになれば、大学存続のために欧州の学生にとって有益な授業やコース、英語での授業、それに研究の品質についても上がってくるような良い影響が出て、日本の学生の教育水準や語学力の向上にも繋がります。
そして、中国人アルバイト大学をWipe outできれば素晴らしいのではないかと夢想する次第です。
日本人の学生にとっても外国語を話したり、海外を知る良い機会になります。
(国内に居ながらにして留学状態の秋田の大学みたいですね。アメリカの場合はアメリカ人が海外を知る機会というところをよく考えて留学生をバランス良く呼んでいるらしいです。)
それで、日本人の学生が労働市場で無双できて、ブラック企業や残業地獄と無縁な日本人の若者が増えてくれれば最高ですね。今こそ国費留学生度に使われているお金を見直して、外国と日本人学生に役立つようなWin-winな仕組みに変えてはいかがでしょうか。一方的にアジア系の人がバイト代を送金するための予算になっては国富の無駄にしかなりません。
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以上私の妄想に付き合っていただきありがとうございました。
あと、言いたいことは英語くらいは頑張ればできます。親や教師が「お前が英語? 無理だよー」とか言っても全力で抵抗しましょう。
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