本日1機のボーイング747‐400(レジ番:VH-OJA)が引退しました。
このジャンボジェットはオーストラリアのフラッグシップ、カンタス航空に所属し、私の誕生年と同じ89年にロンドンからシドニーまで世界最長距離を飛行した記録をもっています。

ニュースによると、この飛行機はカンタス航空が保有した最初のBoing747‐400で、愛称は`City of Camberra’でした。30年間の運行で13,834回のフライトを行い、飛行時間は106,154時間、4,094,568人を運んだようです。

この飛行機は主に長距離の国際線を飛び、成田空港にも飛来しているようです。この飛行機は引退後、航空機保存団体に寄贈されるようで、最後のフライトはシドニー国際空港から、ウロンゴンの近くにあるIllawarra Regional Airportまで12分間でした。ウロンゴンまではシドニーから電車で行くことができ、運賃は約8ドルです。こう考えると本当に短い距離です。

なお、このIllawara Regional Airportが田舎の飛行場で滑走路が1,819メートルしかなく、この10分程度のフライトのためにパイロットはフライトシミュレーターで20時間も練習をしたようです。

パイロットも飛行機も本当にお疲れ様でした。

また、飛行機保存団体のHARSという団体もなんだかすごいです。
戦闘機はミラージュとかも保存していたりするらしいのですが、1930年代の戦前活躍した飛行機とかが飛べる状態で保存されているようなのです。

団体は博物館も運営しているらしいので、行ってみたら面白いかもしれません。
ツアー形式で最初のツアーは10時から、最後のツアーは2時30分から実施されているようです。

HARS
http://hars.org.au/
Fly Team
http://flyteam.jp/registration/VH-OJA
News com.au
http://www.news.com.au/travel/travel-advice/historic-qantas-747-400-makes-precision-touchdown-on-its-final-journey/story-fn6yjmoc-1227253502844