2012年にインドネシアの首都ジャカルタで就職活動したときの話です。

私は当時新卒の就活生でした。巷では海外で、アジアで、インドネシアで就職しようと宣伝が多くありますが、率直に言ってインドネシアで就職するということは簡単ではありません。

理由は3つです。

1.経験が必要

2.労働ビザは23歳からしか出ない

ストレートに大学まで行って卒業した人には、ビザは出ない可能性があります。
また、これはインドネシア政府も「経験者が欲しい」と思っていることの現われなのかもしれません。

3.居住環境や交渉ごとの多さ

ジャカルタという街

ジャカルタはオランダ植民地時代は「バタビア」という名前でした。バタビアは港を中心として栄えていたのでジャカルタの中心部は北の方にありました。そこは今でもJakarta Kotaと呼ばれています。
(Kotaっていうのは街とか都市とかそういう意味です。)
今は南のほう、ちょうどGrand Indonesiaとか高いビルが沢山経っているあたりが金融やサービス業などのビジネスの中心地のように思います。Tosariとかそのあたりです。
また郊外のBekasi(ブカシと読む)のあたりには工業地帯があり、郊外のIndustrial Areaで製造業の工場が多く立地しています。

ジャカルタの特徴を挙げれば・・・

1.交通渋滞が半端ではない

就職活動の際にアポイントメントが朝になっているとき、渋滞は本当に大変です。
定刻に間に合わせるために、同じジャカルタの中なのに2時間や3時間前に出発して、渋滞に巻き込まれても間に合うようにします。アポイントメントの40分前についても気にしません。インターフォンも押さないで時間を潰しています。遅刻するよりずっと良いと思います。

2.英語が通じない

人によりますが、街で英語は通じません。そのためインドネシア語の文法を大体把握し、辞書を持ち歩いています。現地で辞書を買うとき、日本語-インドネシア語の辞書は高いので、英語-インドネシア語の辞書を買いましたが、どうにかなりました。逆に言えば、この環境はインドネシア語ができる人には有利に働くのではないでしょうか。

3.公共交通機関があまり発達していない

1の渋滞を引き起こすもとでもあります。電車は走っていますが、ラッシュ時の電車に乗ろうなんて思わないでください。窓から人が頭を出し、屋根に人が乗っています。本数もそれほど多くありません。街にはトランスジャカルタというガイドウェイバスが走っていますが、交差点や一部の道路は他の車と共用のため、渋滞の餌食です。

大切なアポイントメントには時間をかけましょう。

 

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http://figureout.bitter.jp/findtheworld/2016/05/07/jobhuntsjet2nd/