今日はゆっくり起きて、タルトゥからValgaへ向かう。まずケスクリンにある東京寿司で朝飯兼昼飯を食べる。東京ラーメンとサーモンの巻き寿司を頼んだ。店員さんはローカルの人で店内にはメタルが掛かっている。

 巻き寿司を食べたが、あれ、サーモンの味がしない…と思ってサーモンを分解すると、シャリとサーモンの間にクリームチーズが塗ってあり、理由が分かった。ラーメンはスープ濃いめで美味しかった。

 20番のバスに乗り駅へ向かった。バスは若干混んでいた。バスを降りてから2ユーロ渡そうとすると、運転手さんは「めんどくさいからもういいよ!」という感じでジェスチャーし、グラサン姿でニッ!って笑ってバスのドアを閉めた。

閑散とした駅で列車を待った。駅舎は思ったより静かだった。

ホームに出ると人々が列車を待っている。もう駅で切符を買う必要が無いからか、駅舎の脇から歩いてホームに入っているようだった。そりゃ駅は静かなはずだ。

列車に乗って4.7ユーロの切符を買う。昨日よりもさらにのんびりした風景だが、風景に若干寂れが見え始め、「東ヨーロッパぽくなってきた」とか失礼なことを思いつつ車窓を眺めた。

Valgaの駅には思ったより早く着いた。Tartuより立派な駅で駅舎の上にOne city two nationsみたいなマークが見える。

駅舎の中に入り、地図を見ると、とりあえず今日もKesklinnに向かえば良いらしい。そしてどうやらKesklinnというのが「市街」「街の中心」的な意味だとわかった。

とりあえず駅を出て左に曲がり、歩き続ける。大きなスーパーらしきものがありケスクリンっぽくなってきた。そしてなぜか道路標識にMaria Hostelと見えて、「ラッキー」と思う。

ただ直進してもそれっぽいものが見当たらず、木造の寂れた家の間を歩いていく。そしてふと右手を見ると、黄色い看板で「MARIA HOSTEL」と書いてあって危なく通り過ぎるところだった。Mesipuuとかいう路地に入り、ホステルに到着すると、おばさんが「Hello」と声を掛けてくる。

I speak English very littleとか言うので、Do you speak Estee?と訊くと、Dah, I speak Estonia and Russianと言う。どうやらロシア人なのか?という感じだった。

カギは渡すぜ、チェックアウトの時はポストに入れろ!と言っていた。ホステルには四六時中誰もいなかった。

ここValgaは街の中をエストニアとラトビアの国境が通っている街で、要するに物好きでこの街に来た。

とりあえずせっかくだから歩いてラトビア行ってみようと想い、ケスクリンまで戻り、ラトビアに行きそうな道を直進した。

デカいスーパーの奥にある小川にポールが立っていて、そこがラトビアとの国境らしかった。

小川を超えて道を曲がると、ラトビアに入りましたみたいな道路標識がある。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ . 会員登録はお済みですか? 会員について