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 翌朝、列車はAgra Fort駅に到着した。駅に入る前にFort(城壁)が見えるから解り易い。韓国人たちも起きたっぽいのでそのまま一人で列車を降りた。相変わらずオートリキシャが煩かったが無視して歩く。

I want to see the Fort, so I don’t take Autoと言っても英語が理解できないのかずっとついてくる。インド人は人の気持ちがわからないのだから仕方がない。

 朝7時の涼しい気候の中、フォート沿いの道沿いに歩き続けた。タージマハルを妻のために建てたシャージャハーンが息子に幽閉された塔も見えた。なかなか城壁はすごかったが、インド人の落書きもたまに目に付く。どんな建物でも少しずつ崩れていく運命は変わらないのか、ところどころ傷んでいる箇所も見られた。

 フォートの反対側にはタージマハルが影を残している。ちょっとスモッグがあり、姿はよく見えなかったがシルエットもまぁ綺麗だなと思えた。

 そんなこんなで30分ほど歩くと、タージマハルの西門にたどり着く。ちなみにタージマハルは金曜日休みらしい。イスラム教の礼拝日も金曜日なので何か関係があるかもしれない。タージマハル自体はイスラム王朝の建物なので、ヒンドゥー寺院の雑多な感じは無かった。

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