(2013年8月1日の記事です)
シンガポールからこんばんは。
今は全ての人々が食事をすることができる時間です。
シンガポールの民族構成の一角を占めるマレー系の人たちは主にイスラム教を信仰しています。
シンガポールではどのように決まるかはわかりませんが、このラマダンの期間中、食事をとって良い時間が設定され、周知されます。
(他の国ではイスラム評議会が発表したり、国の宗教省から告知があったりするようです。)
この時間まで人によっては水すら飲まない人もいるようです。
私は真似できません。
また、国によっては休暇があるのですが、シンガポールでは皆普通に働いています。
シンガポールにはカンポン・グラムという一角があり、日本人の間ではアラブ・ストリートと呼ばれています。実際にはアラブ・ストリート以外にも「バグダット通り」や「カンダハル通り」なんて通りがあります。イラクの地名ですね。
(カンポンは村って意味 グラムは確か木の種類・・・)
その周辺にはペルシャ絨毯のお店や、トルコ料理のお店があり、大きなモスクの両脇には椰子の木が並び、良い雰囲気です。
夜になると周辺のお店にお客さんが入り賑わいます。
そのお店の前には「HALAL」と書いた看板や、ハラル認証マーク(イスラム教の食品と調理法に準じている店という認定証)があります。
例えばコンビニのペットボトルジュースにもこんな感じで・・・
ちなみにこれはThailandのイスラム認証です。
いろんな国に認証機関があるのですが、巷ではマレーシアのが一番信頼できるとか言われています。
実はお金払えば認証取れるなんて国もあるようです。
そして血抜きがちゃんとしてない鶏肉食べちゃうなんてこともあって恐ろしいですね。
(鶏肉はイスラム式に血抜きしないといけない)
敬虔な人にとっては無視できない問題のようです。
イスラム教が多数派の国ではラマダンの期間中、非イスラム教徒にも配慮が求められる場合もあります。(本来はそんなことはないようです。)
お酒の入手やお昼の外食は難しくなることもあります。
(シンガポールでも期間中閉まっているお店もあります。)
シンガポールでは逆に、非イスラム教徒が多数を占めるため、私たちはそのようなことを考える機会はあまりないかもしれません。でもオフィスで昼食を食べたりはしないようにしています。でもコーヒーを淹れて飲んだりはしています。
全世界のイスラム教徒が同じ試練を経験する神聖な時期の後には、シンガポールではHari Raya Puasaという祝日があるようです。
※このブログの記事は伝聞をもとに書いています※