(2013年7月5日の記事です)

Soldier Arrested in Xinjang

最近、中国のウイグル人自治区で一人の少年が逮捕された。彼の名前はMemeti Aili、彼はアレッポで訓練されたソルジャーだ。彼は東トルキスタンイスラム運動によって「暴力的な攻撃により、戦闘スキルを磨く」といったミッションを与えられた。

彼は逮捕後、「私の考えうる全てはジハードだった。私は家族も勉学も捨てた。でも顧みれば、それはまるで悪夢のようだ」 彼は警察にそう語った。

Turkistan Education and Solidarity Association (ETESA)はイスタンブールを拠点とする亡命ウイグル人により結成されたテロリストグループとされている。

彼はシリア反政府勢力と共闘するために、シリアへ向かったことが明らかになった。
ある不特定のテロ対策組織によると、彼らは戦闘を行うことによって、戦闘スキルを向上させ、
不安を克服し、テロ攻撃を実行に移すための経験を積むことだと語った。

新疆ウイグル自治区は中国のはるか西方の中央アジアにある土地で、1,000万人のウイグル人の故郷だ。首都ウルムチではテロ攻撃により197名の死者が出た。7月5日暴動の4周年後、35人がまたテロ攻撃によって亡くなった。

Memeti Ailiはウルムチの大学を卒業した後、他のウイグル人の学生と同じようにトルコへ留学する。ウイグル人はトルコ系の民族というのも関係していると思う。イスタンブールに落ち着いた後、ETESAから誰かが近づいてきて「手助け」をする。

他の若人と共に彼はアレッポへ向かう。アサド政権の情報大臣Omran Zoubiによると、反政府勢力の戦闘員の割合はリビア、トルコ、イエメン、レバノンなどの29カ国から来る外国人戦闘員が80%に達している。

彼はアレッポへ来る前、銃に触れたことすらなかった。

彼はシリア軍は見たことが無かったものの、仲間が爆撃されて死んだ様子を見た。
また、彼は地元の人々は聖戦を歓迎していると考えていたが、地元の人はライフスタイルを変えたくないためか、「聖戦を歓迎していない」と言われたと語った。

2012年にETESAが発表したところによると、ETESAはウイグル人が戦闘に参加するためにシリアへ行ったことを否定した。そして「テロ活動に参加したことや任意の政府に暴力的な行動を実施したことはない」ということだった。

中国が言うテロリスト

本物のテロリストから、自由を求める人まで、中国におけるテロリストのカテゴリーは幅広い。
上の人は人権活動家だ。中国が1950年以前に東トルキスタンの地を侵略してから虐殺や人権侵害は後を絶たない。1950年から文化大革命の1980年、イスラム教国家で人々の生活に根付いていたモスクは破壊され、宗教指導者は迫害を受けた。

1980年、中国は他人の土地、東トルキスタンで核実験を行った。核実験後ウイグル地区では19万人が急死し、急性放射性障害などの健康被害を129万人が患っていると言われている。

これについてはイギリスのBBCが隠し撮りで作った番組、死のシルクロードで詳しく見ることができる。

また2009年、中国はウイグル人の金曜礼拝を禁止したことがあった。「我々から文化や言葉だけではなく宗教までも奪うのか」とウイグル人たちは激怒した。また、「18最未満の子供をモスクで礼拝させてはいけない」として信教の自由を著しく侵害している。

中国にとって一部のウイグル人はテロリストであり、全てのウイグル人は管理の対象のようだ。
ウイグル人にとって中国人や中国はどのように映るのだろうか。