ウィーン

ウィーンの1日目、この日はシェーンブルン宮殿を見に行った。

シェーンブルン宮殿の最寄り駅はシェーンブルン駅(Schönbrunn)で緑のライン上にその駅名を見ることができる。

電車がホームに入ってきたがドアは開かない。押しボタンを押して自分でドアを開けて乗り込む。

電車の窓には何かを吊るす用の釘があって、宣伝用の雑誌のようなものが吊るされていた。

チェコ以来のドイツ語圏なので、ドイツ語の車内放送にも少し懐かしさのようなものを感じる。

電車に少しだけ乗っていると、すぐにシェーンブルン駅に着く。電車を降りると、そこはいつもと変わらない街の中で、インターネットの地図を頼りに公園に迷い込んだ。

公園を5分くらい歩くと、緑が抜けて通りが現れ、門がある大きな広場が現れる。いがいとあっさりと宮殿に到着したようだった。

宮殿に行くとツアーで建物の中に入れるらしく17.5ユーロ払って部屋を見て回ることにした。ツアーの開始時間まではしばらくあるので、宮殿の写真を撮ったりして時間を潰す。

 

ツアー開始の時間になったが、特にガイドさんがいるわけではなく、あまり宮殿内が混雑するといけないので、入場時間をあらかじめ決めているというような感じだった。ガイドはいないがオーディオガイドを渡してもらえて、日本語対応のオーディオもあった。

若い日本人は皆無で、お金を持ってそうな日本の高齢者、韓国人や中国人の団体、そして近隣ヨーロッパの人がまぁ多かった。たぶんここに来るのは一生で一度、そんな気持ちでいるので何度も来れそうな人を少し羨ましいと思う気持ちは否めない。

ただ中韓は団体のガイドがいて、入り口を塞いでいて、いろいろ煩くて面倒なので、入り口でなにやら解説をしている間に、欧州組と先に進もう。

まず博物館に入ると、ハプスブルク家の歴史やらいろいろと解説してもらえる。このツアーでは40室を見て回ることができるが、実際は1200室あるというのだから、かなり大きい。朝から晩まで歩き回ることになってしまいそうだ。

入ってちょっとすると、色々な客人や皇族などを招いた晩餐やパーティーの会場があり、天井も高く広い。そして当時もパーティー中にオーケストラのような演奏がBGMになっているのか、絵に描かれている様子はとても煌びやかであった。

まぁとりあえずそんなこんなで歩き回る。中にはハプスブルク家の家族の写真などもあり、マリー・アントワネットの可愛いころの絵などを見ることができる。そのあとフランスに嫁いでしまったので、そのあとの姿については自分で調べてほしい。

お母さんのマリア・テレジアの絵もあり、結構綺麗な人であったという印象が残っている。

そして、もう一つ思ったのが、フランツ2世とマリアテレジアの間に子供がめっちゃ多い。なぜか女の子が多い…

多産はハプスブルク家の伝統?らしい。

そして、忘れてはいけないのがモーツァルトで、モーツァルトがミニコンサートをした部屋というのがある。見た感想としては「えっ…こんな狭いところで?」という感じだった。

話によるとモーツァルトが転んで、マリー・アントワネットに起こしてもらった時に「僕と結婚して」とか言ったとか言わなかったみたいな話があるらしいが、ハプスブルク家は戦略結婚によって領土を広げていくので、モーツァルトと結婚することは無く、フランスの王室に嫁いでいった。

マリア・テレジアの子供は遠くブラジルまで嫁いで行ったりしている(マリア・レオポルディーネ)

そして、ブラジル国旗の黄色はハプスブルク家の黄色ということで、やはり世界は繋がっている。

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