カウナスからワルシャワ、バスの車窓には菜の花畑と麦が広がる。国境でポーランド兵の身分証明チェックが済んだ後、1時ごろに昼寝をして、アップルソーダを飲む。なんだかんだでバスは30分遅れでワルシャワ中央駅前に到着した。駅の前にはあのスカイクロアで出てきたビルが建っている。
トイレに行きたい。
駅の中でトイレが発見できず、マックならあるだろうと思って有料トイレへ、財布の中にはユーロの小銭があった。
しかし、ポーランドはユーロではなく、「ズロチ」だということを忘れていた。
マジかよと思い、近くの少年に、「Where are you from? I would like to get Zlotych to go to restroomというと、Ah, alrightと言って、小銭を通せんぼする機械に入れてくれた。自分に小銭を使うと、「Oh」と言い出す。どうやら自分の分の小銭が無いらしい。
Ok, no choiceと言って、機械のバーをカンガルージャンプで飛び越える少年。
トイレに行って落ち着いた後、「Thank you」と言ったら手を振ってくれた。その後、駅の隣のモールへ行き、ハンバーガーを食べる。セットで13ズロチくらいだった。モールの方がトイレが充実しており、リトアニアから到着した人でトイレに行きたい人はモールに直行した方が良いのかもと思った。
なぜなら…ズロチが…無い…から、金はある。でも、ズロチが無い!って状況に陥る。
その後落ち着いて宿へ向かった。ワルシャワの地下鉄はいまいちわからない。なぜかSingle Trip75分の切符を買った。これで120円くらい。思ったより高い。間違った切符買ったのかなと思い。それを改札に通すとゲートが開く。
ゲートを通り、地下鉄に乗り、ホステル近くの駅にたどり着いた。そこで改札に切符を入れようとするが、切符を改札が受け付けない。後ろから地元の人が声を掛けてくれる。「Hello! Just go!」と教えてくれたので、切符を通さず改札にそのまま入っていくとゲートが開いた。
システムについてはよくわからなかったが、まぁホステルに着くことができた。ホステルが入っているビルではダンスパーティーが行われており、その廊下をキャスターバックを持って歩く自分は少し浮いていた。初老の紳士淑女がワルツを踊る部屋の前の廊下を鞄をゴロゴロさせながら移動する。
なんとかホステルにチェックインして部屋で落ち着くと、ロシア人が入ってきた。
「Ok, you should put your valuables in the locker box, and you can put your bugs in our room if you want」と親切だが、いつもの他のホステルより若干本気度が感じられた。
とりあえずパソコンをロッカーにブッ混み、厳重に管理することにした。その後、余った時間で旧市街を散策しよう。そう思った。
5月28日の旧市街にはなにやらカラーパウダーで顔を染めた人がいっぱいいて、インドのディーパバリってお祭りを思わせた。対照的に市街は落ち着いた明るい色の建物が立ち並ぶ。そして銅像が多く、年代も1900年代が多い。この国の歴史を感じさせた。
ホステルで教えてもらったポーランド料理のお店に入った。とりあえずポークリブとスープを頼む。ポークリブは少し大きく、ひたすらチャーシューを食べているような感じもした。スープは酸味があっておいしいが、今の自分には多少苦しい。
私のテーブル担当の店員さんは愛想があまりないが、気づかいは細やかで「料理はおいしいですか」と聞いてくれる。そしてお会計の時に目が合ってしまったが、そのまま2秒くらい目が離れないくらいにはCuteだった。
彼女にチップを渡すと、Thank youと言って初めて笑顔を見せてくれた。お会計は57ズロチで、かなり高めな印象だった。うん…良い商売?
少し苦しいお腹を抱えて、ホステルへ戻る。
石畳を歩き、大きな通りに出ると、街灯に天使の像が…?
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
あれ、今動いたな。
.
.
.
.
.
.
.
.
裸足の女の子が街灯に上ってポールダンスをしていた…