ホイアンからダナンの移動はすごく簡単で、バスでちょちょいという感じだ。
ホイアンからはワゴンみたいなバスでダナン空港経由で、ダナン市街まで連れてってもらえる。市街から空港はとても近く、市街はまるで川と空港の滑走路に挟まれているかのようだった。

またまたここでもホテルだ。3,000円くらいのホテルだ。角部屋で部屋は広かった。この旅はホテルが多いが、調べてみたらダナンにもホステルは沢山ある。ベトナム中部でも大きい街で、リゾート地でもあるので、ホテルも充実している。川沿いがビジネスで、橋を越えて海沿いはリゾート風な感じがする。

ダナンにはいくつか大きな橋がある。その一つがSong Han橋だ。橋がかかっていると対岸が気になる。

一度気になると、気になって仕方がなくなって、歩いて行ってみることにした。
地図をみると、その先には海があるらしい。海も見てみたくなり、海岸まで行くことにした。

橋を渡ると大きな交差点にたどり着くが明かりが少ない。テントでフォーなどを売っているお店が目に入る。ちょっと治安は悪そう。

しばらく歩くとホテルのネオンで道路は明るくなっていくが、ホテル以外の商店などが見当たらないため、殺風景である。道路はやたらと広い。信号も無いホテルの明かりで照らし出された片道三車線の交通量が少ない道をひたすら歩く。

時折酒場のようなものがあり、お腹がすいたので、なにか食べても良いかもしれないと思ったが、ニャチャンで雨の中海岸沿いを歩くだけだったこともあり、どうしても海を見たかった。

ホテルのネオンが切れ、先が真っ暗になり、潮の香りがしてくる。海は暗闇の下にあり、姿を現さない。そして道が終わり、もう一つの大きなチュオンサ通りと交差する。チュオンサとはこの海の先にあるベトナム領の島の名前だ。

やがて海にたどり着く。夜10時にも関わらず人がたくさんいる。そして道路の明かりの向こうに観音様が黄金色に輝いている。海岸を歩いている人に聞いたところ60mくらいあるらしい。

そして、ニャチャンの時とは反面、同じ海なのに波は穏やかだった。

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