突然ですが、旅にもっていきたいものってなんですか。

人によっては楽器とか、お気に入りの小説とか、カメラとか、誰かの写真とか、ぬいぐるみなんて人もいるかもしれません。

私はパスポート、クレジットカード、財布は当然として、やっぱり無形のものも幾分必要かなと。



 

 

 今まで旅行をして、何度かくだらないことで騙されたりしたことがあります。騙されるのがある意味普通かなと思うのですが、防げたこともあるなと思います。例えばタクシーのぼったくりを防ぐために、バスに乗るとか、現地語をある程度覚えて、どんなことが自分の身の回りで起こっているか把握するとか。

 インドネシアのジャカルタから市街へ出るためにタクシーに乗りました。タクシー運転手は日本の会社員の名刺をたくさん出してきて、「自分は信用できるアピール」をしてきます。個人的には、そんなことどうだっていいと思いながらもタクシーに乗って、どこかよくわからないホテルの前に降ろされて、運転手がホテルからマージンを貰って、タクシーでどっかに逃げてしまったことがありました。空港でタクシーチケットを売ってもらえなかったんですね。たぶん皆グルだったのかもしれません。

 そこから学んで、2回目はダムリという空港バス(バスの車掌役がやたら客を集めようとして2時間くらいかかった)に乗って、市街までつきました。まずバスに乗る時に、車掌には料金を聞かなかった。そして、バスに乗り込み、人の好さそうで、バスの関係者と利害関係の無さそうなおじさんの前に座って、「Berapa ke Kota Jakarta(ジャカルタの市街までいくら?)」と聞いて、同じ値段のお札を手元で用意して、おじさんと確認しました。その後車掌が来たら、いかにもインドネシア人でいつも乗ってます体でお札だけを運転手に渡しました。

 中国でも相手が中国語で「あいつは金を持っているはずだ」とか言っているのを聞こえないふりをして、相手に騙そうという意図があることを確認し、詐欺を回避することができたと思います。

旅行中は環境や状況を把握して、多少頭使って、知恵を働かせることができればいいなって思っています。

 

 物事を進めるにあたり、最悪の事態を想定することは大切だと思いますが、旅行の場合、それは【死亡】に他ならないと思います。最近、旅行前にあたり、「旅行者 海外 死亡」とか調べると、日本人旅行者は交通事故や殺人の他に病気で死亡するケースが多いようです。有名な話かとは思うのですが、今までで、世界一周旅行中にマラリアに感染して死亡した事例が何件かあるようで、高熱や吐き気が出ても医者に相談に行かなくて、投薬で治るものも治療されずに最期を迎えてしまった話を本やブログなどで見受けられます。やはりできるだけ知識を持つ、もしくは知識を得る努力をしなければならないのかなと思いました。

 自分の場合、インドネシアにいた時に、下痢と頭痛の症状が出て、安いホテルに泊まった際、蚊の通り道が無いことを確認し、エアコンをガンガンにつけて蚊を弱らせて殺したりして安全を確保することに努めてました。症状を検索エンジンに入れて調べたところ、熱射病もしくは脱水症状の可能性があるので、じっと休んでいました。その時に、高熱や吐き気が加わったら、マラリアもしくはデング熱の疑いがあるので、絶対に病院に行こうと決めていました。幸いにも自分の場合、その後症状は改善しました。

 これからも、旅行前にあたり、知恵や判断力、知識の重要性を再認識しました。少しのことで救われる命もあるし、避けられる危機もあると思います。それでは皆様良い旅を!