2013年4月のニュース

中国北京、大気汚染から逃げる人たち

1月に北京の大気汚染値が急上昇してからというものの、北京から出て行く金持ちたちが沢山いるらしい。米国大使館が計測したところによると1ヶ月に35回もWHOの基準でヤバイ値(level of fine paticulate matter)が出ているのでまぁ当たりまえっちゃ当たり前だが。

「Air pollution is a key challenge facing companies and is an underlying reason why manyexpatriate workers choose to leave」とヨーロッパ連合商工会も語る。

中国の有名動画サイトのTudouの共同設立者で、海外生活が長いMarcvan der Chijs氏は、この間荷造りをして、バンクーバーに飛んだばかりだ。彼はTudouのファイナンシャルマネージャーGrace Wang氏と結婚しているが、「子供を健康に育てられるような環境を探してる」ということで中国を離れた。

また食べ物や飲み物の安全を心配する声を検閲しているせいかネットもトロトロ動くらしい。上海で一番でかい川である黄浦江で6,000頭の豚君が見つかったりしている。中国から出て行く強い動機のひとつとして食の安全が挙げられ、それは外国人労働者に限らず人々が常に懸念していることだと思う。

実は香港ですら、人々はそこから出て行こうとする。フィンランド企業のOkmeticでアジアセールス部門のトップで働いているPetteri Piirinen氏は彼の赤ちゃんが中国で過ごした後喘息を発症した。そのため家族 4人を香港から転居させた。
「ほとんどの赤ちゃんって飽きもせずずっと遊んでると思うんだけど、私の息子はすぐに疲れちゃうし、とても呼吸が苦しそうだ」と彼は語った。

あっ日本に来てる黄砂ももちろん汚染されてると思う。気をつけてね。2012年、中国への海外直接投資は1,120億(米)ドル(1,385億シンガポールドル)で2012年初めから3.7%下落している。

もちろん出て行きたいのは中国にいる外国人だけではない。中国の金持ちも出て行きたいらしい。Bo Le AssociationというSearch firmを運営しているLouisa Wongさんによると、「北京にいる人は上海に行きたいし、上海の人は香港に行きたい。そして香港の人は外に行きたい。」という。

また、その一方で、ヘッドハンターによると中国にあって米国や欧州にあるトップキャリアへのチャンスが魅力的に映るのか、中国から動かない人たちも多いという。

BMWのMr CordillによるとMany people are aware this is where the growth is, so some are willing to make the trade offということらしい。

キャリアを取る人、健康を取る人と色々いるが、そういう選択をできるからこそエグゼクティブと言ったところなんだろうか。明日の生活を心配し、仕事をそう簡単に辞められない人たちは何を考えて生きているか気になるところではある。